20-1
出典:http://honyakutyuihou.hatenablog.com/entry/2016/10/14/092516

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あなたには大事な物、大事な記憶がありますか?今回のストーリーはそんな穏やかな感覚でした。

■出会いは奇跡

20-2
出典:http://tomta.hatenablog.com/entry/2016/10/12/124827

「一期一会」という言葉がしっくりくるストーリー。キーパーソンとなる少女妖怪は低級で、自分の意思では姿を通常の人間に見せる事が出来ませんが、気まぐれな晴れ間の雨によって偶然にも姿を見られる事に。その時に濡れた髪を拭ってくれた人の優しさとタオルの暖かさに甘い気持ちを胸に抱く少女妖怪は、タオルを返したから人探しを手伝ってほしいと夏目に頼みます。

たった一度、偶然に手渡した優しさが長い時間を経てずっと少女妖怪の中に根付いているという部分にとても胸が熱くなりました。残念なことに、少女妖怪にタオルを渡した男性・クロサキソウゴは当時の事を覚えていませんでしたが、人間の短い一生に一度と、妖のとても長い一生に一度が交わったその一瞬は本当はとても貴重なものでした。

もう一度、その一瞬が来たら良いのにと見ている側は思わずにはいられませんが、それは叶わず。今回は妖と人間のストーリーではありますが、日常生活でも一瞬の出会いで人生感が変わる、記憶に深く残る場合もあるので、「一期一会」は身近な言葉なのだと『悪戯な雨』を見て改めて気付かされました。

■いくつかの恋物語

20-3
出典:http://tomta.hatenablog.com/entry/2016/10/12/124827

雨の中走る、夏目、西村、北本でしたが、名も知らない少女が西村へ赤い傘を貸してくれます。いつも彼女が欲しいと嘆いている西村なので、夏目、北本は彼を茶化します。これがまず一つの恋。5期にしてやっと西村に春が来た!と、喜んだのも束の間、アニメではほんの数分後、アニメ内の日数経過的にはほんの数日で、赤い傘を貸してくれた少女に彼氏がいるところを目の当たりにして、儚くも恋は散ってしまいました。

前項で説明した少女妖怪の想いも一つの恋。タオルを返したいだけならバス停に置いておけば良かった、だけどそうしなかったと告白する部分には胸がキュンとなりつつも、切なさに胸がいっぱいになりました。いつか、また悪戯な雨で、言葉を交わすことができるのではないか。そんな期待を50年も胸に秘め、一人で雨の中跳ねてみたりしている姿はとても健気でした。

このストーリーの中では恋は切ない結末となってしまいますが、温かな余韻を残してくれます。

良くしてくれた人間に想いを寄せる妖の話は、夏目友人帳に数多く存在しますが、今回の妖は最後まで思い出して貰えずに少々切なさを感じますが、証として貰った可愛らしいタオルを受け取った時の少女妖怪の表情に想いが形は違っても、実ったのだなと感じました。

ストーリー全体としてはほんわかと温かですが、クロサキナナコへ積極的に声を掛ける夏目のナンパ事案はこれまでなく、良いスパイスになっていて見ごたえのあるストーリーです。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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