出典:http://news.mynavi.jp/news/2016/12/02/241/

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今回は零の葛藤を招く人々との絡みが多い回だったと思います。二海堂であったり、幸田家長女・香子であったり。スパイシーな展開といったところでしょうか。詳細は各チャプターにて。

■Chapter.15『将棋おしえて』

7話に続き、ひなたに将棋を教えるストーリーとなっています。今回は歩兵、香車、桂馬、銀将、金将、飛車、角行、王将の性格が紹介されました。将棋初心者にはとても分かり易くて、思わず始めてみようかなと思ってしまいました。二海堂作の絵本の影響力はすごいです。

今回初めて知ったのは、歩が敵地に入ったら「と」に変身が可能となる事、金将と同様の権限が付与される事でした。裏面に「と」と印字されている事は知っていたのですが、どのような意味合いを持つのか、どのような条件下で「と」となるのか、どんな場面で使用するのかなど謎多き部分だったので、目から鱗でした。

今回で「ニャー将棋音頭(その②)」が放送されましたが、とてもキュート。お気に入りがは銀将。クールガイではあるものの、脇と背中が甘い部分がチャーミングすぎました。リズムと合わさってスッと頭に入ってくるのでとても覚えやすく、アニメーションも3Dチックで立体的に見せている部分が豪華。目から耳から情報が入ってきやすい作りとなっています。

■Chapter.16『面影』


出典:http://www.anihon.com/entry/2016/12/04/075100
チャプター切り替わり直後、松本、三角が祝いの席でNHK杯の声が届かないはずの零に画面の向こうから懸命に語りかける二海堂の姿に大柄なお兄さん達の目には思わず涙。熱い友情は古くから、男のロマン。と言ったところでしょうか。

二海堂は愛されキャラですね。裏表なく、自分の信じた道をまっすぐに突き進み、友人には熱く語りかけ本気でぶつかっていく。そんな実直さに皆、惹かれて行くのだろうなと思います。逆に零から見れば自分の持っていない物を持っている為、傍にいると無意識に比較してしまい、何もないい自分に焦って、羨んでるばかりの自分がみすぼらしくなってしまうのかもしれません。塩対応な零に突っかかる大柄なお兄さん達ですが、零も思うところはあって考える時間と考えない時間が欲しいけどそうさせてくれなくれ苛立つ部分もるように窺えます。

そんな二海堂が零の部屋にお泊りするのですが、マンション下に大型トラックが停まっていて、もしや二海堂が零のお家に引っ越してきたのだろうか、と一瞬考えてしまいましたが、マンガを読んでいた中でそんな展開はなかったと思い直しました。まさかのいろいろな段階を飛ばして、同棲生活、蜜月……とあらぬ妄想が顔を出してしまいましたが、単なる遅れた引っ越し祝いでした。密に進めていくのがお好きなサプライズ体質二海堂に惹かれているのは3月のライオン登場人物だけでなくどうやら読者である私も同じ様です。

このチャプターで零のお父さんの回想が出てきますが、胸が締め付けられました。長いシーンではなかったものの、胸に残る父の面影は鮮明で、やっぱり将棋をしている時の思い出で。頬に手をあて、体を前後に揺する考え込んでいる時の癖が見たくて、頭がキリキリするくらい頑張っていろんな手で将棋を指していた幼少零は、二海堂が持っている将棋への熱意を同じ様に持っていたんですね。

零は何かを目標にしないと将棋に必死になれないのかなと思う部分があります。初めに頑張ったのは父の癖が見たいくて、次は幸田家から自立したくて。自立し一人暮らしとなってからは、勝利への渇望が薄れてしまっている時でもあります。

父の『面影』を思い出した時、父の焦がれた将棋界に自分が今存在している事にふと思い至る零。なんで将棋をしているのかなんて理由は幼少の頃から何も変わっていなくて、将棋を教えてくれた父に喜んで欲しいといった気持ちが居なくなってしまった今でも継続されている事に当たり前すぎて気付けていなかったんですね。当たり前、というものは意識しないと見えない部分だと思うので、今まで必死過ぎて見えなくなってしまっていた。気付いた今ならきっと零はすごく強くなります。

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■Chapter.17『遠雷1』


出典:http://animematome.science/anianianime/?p=27300
前チャプター終わりに弟子入りした幸田家の長女・香子が部屋の前で待っていました。これまでも何度か回想で出てきていましたが、幼い姿からも分かる暴力的な美貌。気性も外見が表しているように、荒いものでしたが、特によその子が自分の家に入り込んで、更には将棋一家の中で断トツのセンスの持ち主で父の愛情をすべて持って行った零には想像以上の憤りを感じていたと思います。そんな零を将棋で打ち負かせない自分の力量にも。何にも負けたくない、二海堂とは違う負けん気の強さが彼女の魅力であり、恐ろしい部分でもあります。

マンガの中よりも少しお茶目さが増したように感じますが、それはシャフトの得意とするシーン構成の為かと思いました。起き抜けに零と香子が話すシーンで、例のシャツに下は穿いているのか穿いていないのか微妙なラインで色っぽさを見せつつ、ポップなカラーリングとキュートに見えるカットを合間に入れ込んでくるところで女性キャラの魅力を引き出していく。化物語シリーズに通じる部分もあり好きな演出です。

8話を通してみると『将棋おしえて』の明るさから、撫でるようにしっとりと暗さが寄り添ってくるようなイメージでした。初めに明るさがあるからこそ、香子との確執部分がシャープに見え、零の重苦しい心の内を視聴者側にも感じさせるような流れだと感じました。見終わった後も少し気持ちの重さを感じてしまいますが、次の回が待ち遠しくも感じます。

もし、暗い気持ちが解消されないのであれば、巻き戻して「ニャー将棋音頭(その②)」を鑑賞しましょう。オススメの流れです。(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました!

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