出典:https://prcm.jp/album/bc314f59905e3/pic/64115232

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いよいよこの今回のお話しは、多くの文ストファンがお待ちかねであろう『双つの黒』です。

コミックスを読まれている方も、またアニメ派の皆さんも、先週の予告やサブタイトルから楽しみにされていたのではないでしょうか。

そこでこちらでは、物語のあらすじや感想と共に、腐女子的的見解を織り交ぜながらお送りさせて頂きます。

様々な人々の思惑


出典:https://prcm.jp/album/bc314f59905e3/pic/64114791

開始そうそう黒猫と対峙する、武装探偵社社長こと福沢ですが、煮干しを見せるも猫には冷たく逃げられてしまいました。

ところであの煮干し、何時も懐に入れて持ち歩いていたのなら、かなり着物が生臭くなる気がします。

つれないにゃんこにため息をもらす社長、かわい過ぎましたね。

と、そんな自社トップの一部始終を見ていたらしい敦ですが、何か強い決意を秘めた表情です。

その頃。

探偵社ソファーの上で、朝から酷くやる気なくしていた太宰。

ですが帰社した早々に福沢から、「ポートマフィアとの密会」の段取りを尋ねられます。

それまでグダグダだった太宰でしたが、キリッとした表情で“密会”の手はずを整えている旨を福沢へと伝えるのですが……。

二人のこうした会話に、一人だけポツ~ンと置いてけぼり気味な国木田。

どうやら福沢や敦をはじめとした、探偵社の多くは太宰が元ポートマフィアであることを知っていたのに対し、国木田ただ一人だけが知らなかったようす。

もしくは嫌がらせに全精力を注ぐ太宰が敢えて、国木田だけに教えないでいたのかもしれませんね。

一方。

ポートマフィアは、先のギルドとの抗争でかなりの死者が出てしまいました。

戦死者を弔うボスこと森鴎外と中也の元に、武装探偵社に捕らえられていた紅葉が手紙を携え戻るのです。

その手紙の内容こそが、太宰に手はずをされた“もの”でした。

マフィアの影


出典:https://mangagatari.com/topics/2813

八年前――。

ここで現ポートマフィアのボスこと、森鴎外の過去が語られます。

先代ボスの主治医であった森ですが、病床にあったボスを手にしたメスで殺害。

その後継者に自分を選んだ証人として、まだ少年だった太宰を選んだようです。

ちなみにこの時の太宰さん、右目の包帯や赤っぽい瞳も相まって某ロボットアニメのヒロインみたいですね。

 

――時を戻して現在。

いよいよ武装探偵社とポートマフィア両トップの“密会”が、明るい公園のど真ん中で堂々と大人数を以って行われます。

この場で4年ぶりに再会した森と太宰。

森から購ってあげた外套(コート)の事を聞かれるも、「もちろん焼きました」と答える太宰の思いが切ないです。

そして福沢は森へと、この“密会”がある新人からの“同盟”の具申であることを伝えます。

マフィアに襲われ、拐かされ、とにかくトンデモナイ目に遭わされ続けた、探偵社新人・敦の言葉だからこそ重みも違いますね。

ここで突如、シェリングなど戦略論の話をする森に対し、孫子ならと返す福沢。

二人の行動原理や思想の違いが、こんな書物からも伺えます。

交渉決裂になりかけるも、全ての清算を兼ねるよう福沢が抜刀し、それにメス1本で対抗する森も凄い。

どうやら二人は顔見知りなようで、互いに“幼女趣味”や“猫との会話”を罵り合う、そんな大人げなさがかわいいです。

密会の最後に、騒動の元であるQの奪還を邪魔せぬようにと森へ念を推す福沢。

探偵社とマフィアの共通点と言えば、形は違っても「この街を愛している」思いだからと。

それにしても、探偵社やマフィア面々の前で、堂々と太宰を勧誘する森も凄い度胸ですね。

またこの後、マフィアの古株でもある広津さんから、過去の出来事の「真相」なども語られます。

先代ボスにより黒社会は荒廃し、森がボスの座を継がないとどうなっていたか、それを太宰も分かっていた事を。

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双黒、再び


出典:https://www.youtube.com/watch?v=1kqqF3g0y2c

Qが監禁されている場所へと、単独で乗り込む太宰。

いまだ安吾と共に、車ごとギルドに襲われ怪我を負ったままなのか、包帯姿が痛々しいです。

そしてQが監禁されている施設にはもちろん、大勢のギルドが待ち伏せしており、異能を持つラヴクラフトとスタインベックも姿を現します。

ところが、そこへとマフィアから強力な助っ人が到着。

そうです!お待ちかね!!太宰と共に「双黒」を担っていた中也の登場となります!!!

ボスである森の指示で、嫌々来たらしい中也ですが、同じく太宰も浮かない顔。

実は太宰が冒頭、朝からやる気がなかった原因が、「こうなる事=中也との共闘」を予感していたらしいのですが、……凄い勘です。

とは言え流石は元・双黒の二人、嫌いながらも息がピッタリ。

中也が敵を蹴散らし、太宰がスタインベックの異能を無効化するのです。

こうしてQを奪還し、逃げ出す算段をする二人の前に、倒した筈のラヴクラフトが立ちふさがります。

最初こそ余裕を見せる太宰でしたが、ラヴクラフトに異能無効化は効かず、その触手が実は“異能”ではない力だと判明。

太宰と中也は仕方がなく、懐かしい遣り方『恥と蟇蛙(ひきがえる)』を行う事に。

ですがラヴクラフトは倒れることなく、太宰の右腕を無残にも引きちぎります。

その右腕はダミーでしたが一瞬ドキッとしましたね。

異形としか言い表せない姿となったラヴクラフトの前に、遂に二人は『汚辱』をやるまでに追い詰められてしまいます。

汝 陰鬱なる汚辱の許容よ


出典:https://prcm.jp/album/bc314f59905e3/pic/64115221

『汚辱』とは、敵組織を建物ごと壊滅させるほどの威力を持ち、中也と太宰が「双黒」と呼ばれるようになった所以でもあります。

そしてとてつもなく強力なこの技は、力を使う中也に多大なダメージを与え、更に太宰のサポートが遅れたら“死”に至る危険がありました。

選択肢を中也に任せると言う太宰に、お前がそれを言うのは他に選択肢がない時だと返す元相棒。

追い詰められながらも、お互いの事が嫌になるほど分かり合っているのが伝わってきます。

こうして中也自身の異能の本当の姿が現れます。

重力を操り、固いレールを曲げた、天井で逆さ立ち、大岩投げ、これらはその異能の力の片りんだったのです。

手の指先を中心に、顔にまで赤い“シミ”に浸食され始める中也の身体。

コミックス8巻によると、中也の『汚辱』形態は周囲の重力子を操り、自身の質量密度を増大させ、素手で戦車を砕くほど。

そのうえ圧縮した重力子弾は、あらゆる質量を飲み込む暗黒空間(ブラックホール)……なのだそうです。

但し本人は力を制御できないので、力を使い果たして死ぬまで暴れ続けるとのこと。

だからこそ太宰の異能無効化というサポートが必要となるのです。

この『汚辱』の力を使う事で、ラヴクラフトを圧倒するかに見えた中也ですが、削っても削っても即座に再生する触手。

膨大な力を使い続け、中也の身体も限界と感じる太宰は、先ほどラヴクラフトにもがれたダミーの右手に仕込んだ火薬を爆破。

流石は元双黒・太宰、ぬかりも隙も全く無いですね。

太宰の見事なサポートにより、中也の暗黒がラヴクラフトを叩きのめすのです。

しかし敵を駆逐した後も、暴走を止められず力を放出し続ける中也。

口から血を吐き、ボロボロな姿が何とも痛ましいですが、こんな状態の中也を止めるのもかなり危険な、それこそ命がけの行為となるでしょう。

…とその時。

「敵は消滅した もう休め 中也」

暴れる中也の左手を捉え、汚辱状態を解除(異能無力化)する太宰。

もう少し早く止められたけど、面白くて見ていたと語る太宰に、中也は「手前を信用して『汚辱』を使った」と返します。

こんなになっても太宰を信用する中也が、なんだかいじらしくも思えてきました。

ぼろぼろ状態となった中也は、自分を拠点まで連れ帰れと言い残し倒れ込んでしまいます。

「任せなよ 相棒」

この太宰の台詞に、TVやディスプレイの前で喜びに机を叩いた方も多いのではないでしょうか。

……ところが、その場に倒れ込んだ中也を残して立ち去る太宰。


出典:http://dsara.blog.fc2.com/blog-entry-1800.html

地面で寝込む中也の横には、きれいにたたまれた上着と帽子が涙を誘います。

計略、知略、そしてアクションや「双黒」と、今回は腐女子としても見どころ一杯なお話でしたね。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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