出典:http://b9life.hatenablog.com/entry/2016/03/19/040304

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「好き嫌いが分かれる」と言われる昭和元禄落語心中のヒロイン小夏ですが、八代目八雲との関係は複雑な感情がもつれ合う繊細な間柄です。その魅力に迫ります。

菊比古に振られたみよ吉が当てつけのために作った子ども


出典:https://matome.naver.jp/odai/2145163323417480601

小夏はみよ吉と二代目助六の間にできた子どもですが、そもそも菊比古に振られたみよ吉が当時師匠に破門されて落ち込んでいた二代目助六を誘惑して、菊比古への当てつけのために作った子どもが小夏です。菊比古は八代目八雲の若い頃の芸名で、二代目助六とは兄弟弟子で幼なじみ。菊比古にとって助六は落語の魅力に引き込まれるきっかけとなった人物で、その天才的な能力への嫉妬と憧れを抱きつつ共に暮らし金を都合するほどの大切な相手でした。助六は時代に合わせて変化していく落語を、菊比古は古くから変わらない落語を磨いて、後世へ落語を残していくための両輪となろうと約束を交わしていましたが、師匠に破門された助六がお腹の大きなみよ吉と共に姿をくらませてしまったためその約束は反故になってしまいます。菊比古はみよ吉の故郷の田舎に住んでいるのを見つけ出して尋ねます。そこで、そば屋で助六から受け継いだ落語を披露して小銭を稼ぐ5、6歳の小夏に出会うのです。落語が嫌いだというみよ吉のせいで助六は落語をやめてしまっていました

二代目助六とみよ吉の死の真相


出典:http://readbook0704.jp/blog-entry-126.html

小夏は尊敬する父・助六の死を八代目八雲のせいだとして逆恨みし、原作第1巻では本人に向かって「殺してやる」と息巻いています。しかし小夏の記憶の絵と師匠の過去語りである「八雲と助六篇」の話に矛盾がある通り、真相は原作8巻アニメでは第二期に明かされます。八雲はわざと自分が小夏の両親を死なせたと思いこませ、自分を恨ませているのです。八雲は自分は心中に失敗して生き残ってしまったと言います。けれど、小夏を抱えていたので死ぬことができなかったとも。

残された小夏は八代目八雲に引き取られて育てられる


出典:http://readbook0704.jp/blog-category-13.html

わざと逆恨みするような話を吹き込んでいることもあり、小夏はグレてヤンキー化し家出を繰り返すなど養い親の八雲に迷惑をかけつつはねっかえりな性格の大人になります。落語を愛する気持ちは変わらず、最終巻で小夏は養父八雲に「憎しみも執着も嫉妬も羨望も 若い私には抱えきれないほどたくさん」の想いを抱いていたと回想しています。

ある日妊娠して子どもを産むといい、八雲の家に戻る


出典:https://spice.eplus.jp/articles/28603

アニメ第一期最終話で小夏は与太郎に妊娠を告げ、八雲の家に戻ると言います。父親が誰かは明かしません。与太郎は「自分が父親になれねえか」とプロポーズ。その後二人は結婚し、息子の信之介は与太郎こと三代目助六の息子として育てられることになりました。子どもを作った理由を小夏は「助六の血を絶やしたくなかった」そして「八雲に落語を続けていて良かったと思ってもらうため」だと言います。自分自身についても、「自分という重石がなければ八雲はどこかへ消えていってしまうに違いない」とのことで、小夏は八雲を支えるためにある自分を自覚していて、複雑な想いを抱えながらも養父の八雲と彼の落語を愛していることが伝わってきます。その繊細で微妙な関係がとても読み手に魅力的に映るのです。

アニメ第二期「助六再び篇」が2017年1月から放送スタート


出典:http://rakugo-shinju-anime.jp/

三代目助六を襲名した与太郎と小夏、八雲の物語が2017年1月からアニメ第二期として放送がスタートしています。作者の雲田はるこ先生曰く、「この話を描くためにこの漫画が誕生した」という「助六再び篇」。歳と共に若い頃の尖った印象が薄れてくる小夏と八雲の奇妙に絡まった親子愛に注目してください!
 

昭和元禄落語心中のアニメを見逃してしまった!という方。

今からでも見たい!という方は見逃した分をチェックする方法を以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。

アニメ昭和元禄落語心中を見逃してしまったら!?

最後までお読みいただきありがとうございました!

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