出典:http://b9life.hatenablog.com/entry/2017/01/07/035544

魅力的なキャラクターと圧倒される落語でメロメロにしてくれた作品「昭和元禄落語心中」ですが、モデルは居るのでしょうか?

作中にもありましたが、芸事を演じる芸人達にはそれぞれ個性があります。

それはマンガでも現実でも変わりませんので、キャラクターたちの落語からモデルを推測してみました。

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《与太郎のモデルはマルチなあのひと》

まず、与太郎のキャラクターですが、刑務所帰りの元チンピラで本名は強次という名前でした。

八雲に弟子入りしてからは最初こそ危なっかしかったですが、後に寄席以外にもテレビに出演したりと幅広い活躍で落語界の復興に貢献したキャラクターです。

この経歴や性格からして。モデルは「三代目 古今亭志ん朝」ではないかと言われています。

古今亭志ん朝も本名は強次であり、父が落語家だったことも有り若くして活躍したお方です。

喜劇俳優やタレント的なお仕事もしており、古典芸能を復興させようとしたところも与太郎と似ています。

ちなみに、古今亭志ん朝はジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」でナレーションを務めており、落語を聞いたことが無い人でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

《二代目助六のモデルは破天荒なあのひと》

二代目助六は豪快でお金にだらしなくて、でも人たらしで落語に関しては天才と言われたキャラクターです。

そんな二代目助六のモデルは「五代目 古今亭志ん生」ではないかと言われています。

なぜかと言うと、理由のひとつに古今亭志ん生という落語家もそうとう波乱万丈な人生を送っていたから(笑)

略歴だけ見ても入門して前座になる前に酒や博打に溺れて家出したり、大のお酒好きで酔ったまま高座にあがりそのまま居眠りしたり、自由人すぎる。

そういえば初太郎もよく菊比古にお金をせびっていましたし、お酒も大好きで人間としてあまり尊敬できないところが凄く似ている・・・(笑)

ですが、古今亭志ん生は第二次大戦時に満州に慰問に行き苦労をしたりと生き方が似ている点もあります

実は与太郎のモデルである古今亭志ん朝の父親でもあり、その辺もモデルとなった由縁かもしれません。

《八代目八雲のモデルは分かれている》

八代目八雲のモデルは「六代目 三遊亭円生」とも「八代目 桂文楽」とも言われていますね。

三遊亭円生は芸を磨くことを怠る芸人を嫌う生粋の芸人であり、古典落語至上主義、腕前も相当だったとか。

好き嫌いの激しいきっぱりとした性格でしたが、人間関係で争いごとは無かったそうです。

美青年でもあり女性のファンは多かったよう、八雲と似ている点は多くありますね。

一方、桂文楽は生粋の噺家であり細部まで丹念に落語を勉強し、高座では一言一句違わず演じる完璧主義者です。

これだけでは八雲要素少ない・・・と思われますが、二代目助六のモデルであった古今亭志ん生と同じ時代を生き、当時の人気を二分するほどの間柄だったそうです。

そうなると、関係性的には桂文楽の方がモデルっぽいですね。

モデルは誰なのか?それはあくまで推測ですが上記にあげた落語家はいずれも名人と呼ばれた方々ばかりです。

各々の落語を聴き比べて自分なりに推理してみるのも面白そうです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。