羽純ハナさんにとってデビュー作となる「ペンデュラム」獣人オメガバース。
大変人気が出て話題にもなった作品ですが、デビューコミックでここまで人気になる作家さんもなかなかいないのではないかと思います。
何故ここまで人気になったのかその魅力について考えてみたいと思います。
絵が綺麗
純粋に絵が綺麗だと思います。いくつかの作品レビューでも、絵が綺麗で読みやすいというものがありました。
すごく万人受けしやすい絵だと思います。
主人公のカイはとても可愛らしく、発情期を迎えた際の表情は艶やかさがありルアードでなくてもこの表情を見たらときめくのではないかと思います。
ルアードを慕っていて照れた表情も可愛らしく、腐女子的には非常においしいと思いました。
ルアードは獣人の毛並みがうまく表現されていてかっこよく、瞳がとても力強くて、すごく魅力的なキャラクターとして描かれています。
ここまで絵が綺麗なので逆に獣人に表情がないのが残念で仕方ありませんが、それが気にならないくらい話も可愛らしくて読みごたえがあります。
オメガバースをうまく利用している
お話の設定をうまく利用している作品ですね。
獣人オメガバースということでなかなか手を出しにくい設定でありながらもオメガバースの男の発情と妊娠というのをうまく掛け合わせている作品だと思います。
獣人というのが苦手という方でもすんなりと読める世界観になっていますし、獣人の登場が逆にオメガバースであることをすんなりと受け入れることが出来る設定として機能していると思います。
獣人αの子供は人間Ωしか生むことが出来ないという物語のカギになる部分が苦手意識の高いオメガバースを受け入れやすくしていると思いました。
キャラクターが魅力的
登場するキャラクターすべてに魅力があるのが羽純ハナさんの人気の秘密でもあると思います。
このお話で言えば主役のカイとルアードはもちろんカイの成長を陰ながら見守っているホランやサブカップルのジュダとダートです。
カイとルアードが純粋に想いあっているカップルであることの対照にジュダとダートを持ってくることで獣人と人間のΩにもいろいろあるんだということがわかります。
カイは捨てられてルアードに預けられましたが、ジュダはそうではなくこの屋敷に来るしかなかったわけですから実に対照的です。
ルアードとジュダにしても紳士的なルアードに対して獣の野性味を感じるジュダという全く違うタイプのキャラクターを持ってくることでよりキャラクターの魅力を引き出しているように感じました。
ホランもカイの恋を応援しながら二人の行く末を案じ時に助言をする姿が極端すぎる登場キャラクターをうまく抑えてくれています。
ホランがいなかったらルアードはカイを受け入れるのを躊躇ったかもしれませんし、カイも無知なままルアードに受け入れてもらえなかったかもしれません。
羽純ハナさんの作品の魅力について考えてみましたが、これからももっといろいろな作品でいろいろなキャラクターと出会わせてくれる作家さんだと思いました。
獣人オメガバースシリーズもすごく良い作品ですが、ほかの作品も読んでみたいなと思いますね(^^♪
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正直、この方法を知ってしまったら離れられませんよ。(笑)
興味のある方はぜひこちらの記事も読んでみてください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。