憂鬱な朝のあらすじ

舞台はまだ華族制度が存在したころの日本。

主人公は、父の死後、十歳にして子爵家当主の座を継いだ久世暁人(くぜあきひと)と、

その教育係を務める、美貌の家令桂木智之(かつらぎともゆき)

 

社交界でも一目置かれ、非常に有能な人物である桂木は、暁人にだけはなぜか冷たい。

 

「もしや僕は、憎まれているのか…?」

 

しかし、まだ10歳の暁人は父の遺言通り、桂木に従うしか出来ない…。

 

「もっと自分にかまってほしい。。。」

 

そんな感情から、それが次第に特別な感情へと変化していく暁人。

 

桂木への気持ちがどんどん大きくなっていく暁人は、拒絶の理由が知りたくて仕方がない。

それなのに桂木は相変わらず主人と家令の関係を崩そうしない。。

 

果たして二人の関係はどうなるのか?若き子爵と家令の恋を紡ぐ、クラシカルロマンです。

 

桂木の出生と母の秘密

桂木には謎が多いです。

 

社交界では一目置かれる存在で、女性からの好奇の目もたくさんあるのに、久世家の人間でも、桂木の素性を詳しく知る人物は少ないんです。

 

唯一、幼い頃からの桂木を知っているのは、女中頭の「きく」くらい。

元は桂木家の三男として迎えられた桂木でしたが、9歳の頃に久世家の養子として受け入れられました。

 

と言うのも、一夫一婦制にこだわり妾を持たなかった暁人の父、久世家の先代は、妻が病弱で子供に恵まれなかったからです。

 

桂木は久世の分家で、代々家老職を担っていたため、三男で品行方正の智之を養子に貰い、久世家の跡取りとして教育していました。

 

しかし、その2年後、暁人が誕生し、養子の智之ではなく、直系の暁人が跡取りとなる事が決まってしまいました。

 

必死に先代の御めがねにかなう跡取りになる為に頑張っていた智之は、養子縁組を解消されることなく、そのまま久世家の家令となり、暁人を教育する事になったのです。

が…、これは表向きの理由で、本当の理由は別にあったのです。

 

 

カギを握っていたのは、女中頭のきくでした。

桂木の幼少期など、詳しい事を知っているのはこのきくだけ…、と言うのも、きくは使用人や女中などを頻繁に入れ替えていたのです。

 

久世家の為と思いきや、実は桂木の過去を知られない為でした。

 

なぜ桂木家の先代は、優秀な智之を養子に出したのか…、いくら三男とはいえ、久世家に跡取りが居なかったとはいえ、この家の事は忘れろと言ってまで養子に出したのか。

それは、智之の出生にまでさかのぼります。

 

智之は桂木家の三男として育ちましたが、先代との間に出来た子ではなかったのです。

父親は先々代、つまり祖父に当たり、母親はその妾の女性で、上の二人の兄とは全く関係のない女性でした。

 

この時代、妾を取るのは日常的な事ではありましたが、智之の母は、界隈でも有名な芸者で、かなりの美貌の持ち主、旗本の生まれで血筋もなかなかの女性でした。

 

しかし、その芸者の男性関係はかなり乱れたものでした。

智之はその事を既に知っており、そんな女性の子である自分は、先々代の子であるかどうかも分からないと思っていたのです。

 

そこまで知っていたのですから、養子になる事も、暁人が生まれて跡継ぎから家令として務める事になったのもすんなり受け入れたんですね。

が…、またまたここでどんでん返しがあったのです。

母親は例の芸者で間違いないようですが、父親は桂木家の先々代ではなかったのです。

 

そう、智之は久世家の先々代の庶子だったんです!!

 

直系の血を引き継いでいたからこそ、智之は先代から拒絶されたのです…。

こういう時代とはいえ…、何だか切ない事実ですよね。

 

智之はその事実を知りながらも、凛として久世家の家令として貢献してきたというのに…。

 

他の人には簡単には話せない闇の部分を抱えているからこそ、あの妖艶な色気が出ているような気もします。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。